Milky Diary

【DAP】スマホとは違った音楽の楽しみ方。 私の愛機 〜WALKMAN NW-A25の紹介〜 

皆さんは普段音楽を聴く時どのように聴いているだろうか。


恐らく多くの人がスマートフォンをイヤホンやヘッドホンに接続して聴いているだろう。

僕はというと外出時はiPhoneSONY WF-1000XM3(完全ワイヤレスイヤホン)を使って音楽を聴いているが、

家にいる時、あるいは外出時でも気分によってはDAP(デジタルオーディオプレーヤー)を使っている。

今回は僕が使っているDAP SONY NW-A25という音楽プレーヤーを紹介していく。

 

 

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WALKMAN NW-A25

 

そもそもなぜ今の時代にスマートフォンとは別に音楽プレーヤーを持ち運ぶのか

 今の時代、スマートフォンBluetoothイヤホン、ヘッドホンの組み合わせでもなかなかの高音質で聞くことができる。ではなぜこの令和の時代に音楽プレーヤーを使うのか。

僕が思うDAPを使う理由としては、

 

1 スマートフォンの容量やバッテリーを気にしなくても良い

まず、スマートフォンとは別に機器があるので、スマートフォンの容量やバッテリーの持ちを気にする必要はない。

多くのDAPMicroSDカードが挿さるので、”ほぼ”容量を気にすることはない。

またDAPは基本的に電池持ちが良いので、スマートフォンの電池を気にすることなく思う存分音楽の世界に浸ることができる。

 

2 音質が良い

DAPは基本有線で接続する。(勿論Bluetoothに対応したDAPも存在する)

なぜ有線なのか。答えは有線の方が理論上音質が良いからである。(理論上は有線の方が良いが、結局は聞く本人がどう思うかによる)

しかし、スマートフォンも有線で接続できる機種はある。最近のiPhoneにイヤホンジャックはないが、アダプタを使えば有線のイヤホンやヘッドホンを接続することができる。

 

しかしこのような変換アダプタやスマートフォンに内蔵のイヤホンジャックでは良い音は期待しない方が良いだろう。(但し、例外として音楽再生に特化したスマートフォンもある。例えばOnkyoGRANBEAT DP-CMX1などだ)

なぜか。それはアンプとDAC(デジタルアナログコンバーター)の性能が低いからである。

アンプとは簡単にいうと音を増幅させ、出力させる装置である。DACはデジタル音源をアナログ音源に変換する装置である。

と言われると難しく聞こえるが、スマートフォンの中に入ってるデータのままでは当たり前だが人間は音として認識することはできない。人間が音を聞くためにはデータを人間が聞き取れる状態、つまり「音」に変換する必要がある。これがDACである。

この二つの性能が高ければ良い音となる。

(勿論イヤホンやヘッドホンの性能も重要だ。)

気がついた人もいるかもしれないが、このアンプとDACスマートフォンは勿論パソコンやゲーム機などにも搭載されている。

そしてiPhoneのイヤホンジャックの変換アダプタにも搭載されている。

こんな小さいものの中にも搭載されているのである。技術の進歩はすごい。

だがしかし当然こんなに小さいアダプターに入っているアンプやDACでは音質は期待できない。勿論普通に聞く分には十分だが、インピーダンスが高い高級なヘッドホンなどはアンプとDACの性能が低すぎてヘッドホンやイヤホンの本領発揮できない。

そこでDAPが必要になってくる。

一応スマートフォンやパソコンにUSB接続して手軽に音質を向上させることができるポータブルアンプというものもあるが、今回は省かせてもらう。

 

3 音を細かく調整できる

音の好みは人それぞれだ。EDMが好きな人なら低音と高音がはっきりしたいわゆるドンシャリサウンドが好きだと思うし、クラッシックが好きな人なら逆に低音と高音を削ったいわゆるかまぼこ型サウンドが好みだろう。

多くのDAPには音を細かく変化させることができる。

僕が使っているWALKMANにはイコライザー(特定の周波数の音を上げたり下げたりする機能、大抵のDAPスマートフォンについている)は勿論、本来のステレオサウンドを再現するクリアステレオやハイレゾ音源級に音をアップスケーリングするDSEE HXなどが搭載されている。気分によって設定を変えてみるのも良いだろう。

 

私の使用しているDAPの紹介

前置きがかなり長くなったがここで僕が使っているDAPを紹介していこうと思う。

僕が使っているのは先ほどから述べている通り、SONYWALKMAN NW-A25を使用している。これの前はNW-F800というAndroid搭載のものを使っていたが、バッテリーの持ちが悪くなったので、こちらに乗り換えた。

ちなみに、僕のはストリーミングサービス(SpotifyAppleミュージック)には対応していない為、パソコンを経由して取り込む必要がある。

現在では中古しかないが、これの最新モデルとしてAndroid搭載モデルもある。

 

(しかしバッテリーの持ちはあまり良くない模様)

 

メリット1 スマホに比べると断然音が良い

これが一番のメリットである。

正直僕が使っているものは価格帯的にいうと廉価帯に位置するのだが、それでもスマートフォンなどに比べると断然いい。音を細かく調整できることもあり、スマホなどで音楽を楽しんでいるユーザーからすると音の良さには驚くだろう。(当然個人差はあるが)

 

因みにBluetoothにも対応しており、コーデックはLDACにも対応しているため、ハイレゾ音源を聴く場合、対応した製品を持っている場合、高音質で音楽を楽しむことができる。

 

メリット2 バッテリーの持ちが良い

先程DAP電池持ちが良いという話をしたが、この機種も例に漏れずバッテリーの持ちが良いと思う。私は中古で購入したのだが、発売から7年経過した機種とは思えない程に良い。

SONYウォークマンスマートフォンXperia)にはいたわり充電というユーザーの充電サイクルを自動的に判断し、バッテリーに負荷を与えないようにする機能が搭載されているのも大きいと思う。

 

メリット3 操作がしやすい

ウォークマンはシンプルでボタン操作の為、恐らく誰でも使いこなすことができるだろう。

ちなみに最近のウォークマンはタッチパネル式が主流のようだ。

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画像を見てもらうとわかる通り、物理のボタンがついているので、画面を見なくても操作ができる。(最新モデルも再生、停止など基本的な操作はできるそう。)

 

メリット4 ラジオが聴ける

これはほんとに地味だがあると良いFMラジオが聴ける。

最近はradikoなどインターネットでも聴けるが、もしもの時はアナログな電波式に限る。

ワイドFMにも対応しているが、そもそも感度があまり良くない。

 

メリット5 おまかせチャンネルがある

最近のウォークマンには無くなったらしいが、僕のにはおまかせチャンネルという、

時間や気分によって

自動的に曲を選んでかけてくれる機能がある。

この機能はなんとなく音楽を聴きたいが、聴きたい曲が見つからない時に重宝する。

尚この機能を利用するためには曲を本体で解析する必要がある。

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デメリット

これまで、良いところだけを紹介してきたが、デメリットもあるので紹介していこうと思う。

1 付属のイヤホンの音質が悪い

僕が買ったモデルにはMDR-NW750Nという普通に買ってもそこそこの値段がするウォークマン専用のノイズキャンセリング対応のイヤホンがついてくるモデルなのだが、これの音質が正直言ってあまりよろしくない。

 

具体的にいうと、iPhoneを買ったら付いてくるEarPodsの方が音質は良いと感じる

 

これは世界に誇る音響メーカーとしては正直残念。ただ低音はそこそこ出るので低音好きには良いかもしれないが、音の解像度が低いのでおすすめはできない。

まぁ一様ノイズキャンセルの効果は実感できたので、騒音下で音楽を聴くには良いかもしれない。

 

2 ケーブルが独自

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↑の画像の通り、ウォークマン独自のケーブルになっている。

昔のiPhoneのdockケーブルより少し肩幅は狭いが、扱いにくい。

しかもこのケーブル接続部分が脆く壊れやすい。

私はそれで、もう一つ純正品を買った。

ただ端子も最近のウォークマンではUSBcに変わったそうだ。

 

終わりに。

 

ここまでいろいろと話してきたが、なにも急いでDAPを買う必要は全くない。

確かにDAPスマートフォンとは違った音楽の楽しみ方を提供してくれるが、持ち運ぶ際には嵩張ってしまう。総合的に言えばやはりスマートフォンワイヤレスイヤホンという選択がベストなのかもしれない。

今回は紹介していないが、僕がこのウォークマンと共に使っているイヤホンやヘッドホンも別の機会に紹介しようと思っている。

僕のウォークマンには付いてないが、ストリーミングサービス(SpotifyAppleミュージックなど)に対応したDAPも存在する。

いずれにせよ音楽の世界は奥が深く、音楽を再生する機器も奥が深いと改めて感じた。