【有線イヤホン】Final E3000レビュー 鬼コスパイヤホン
以前こちらの記事で紹介したDAP(WALKMAN NW-A25)と一緒に使っているイヤホンの一つ、Final E3000を紹介していこうと思う。
rihabiri-gakusei.hatenablog.com
Finalとは
まず、Finalについて知らない人もいると思うので、簡単に紹介していく。
Finalとは神奈川県川崎市に本社を持つ日本のイヤホン、ヘッドフォンメーカーで、ハイエンドモデルから、エントリーモデルまで様々なラインナップを展開する。2007年に
molex LLC.より独立した。
最近では新たにワイヤレス専門ブランド、agをスタート。
開発、企画、デザイン、設計、製造、販売に至るまで全て自社で行なっている。
E3000の紹介
パッケージ
パッケージ内容は、イヤホン本体の他に、イヤーピースが6種類、耳にかけて使うイヤーフックが付属してくる。ポーチも付属していたが、紛失してしまった。
説明書はwebからダウンロードする方式。
コストカットできる所はしっかりしていて好印象。
個人的にイヤーピースが沢山付属してくるのはかなり良いと思った。
これだけあれば自分に合ったものを選べるだろう。
スペック
スペックはこのような感じになっている。
またハイレゾにも対応している。
僕のモデルはコントローラーが付いていないモデルだが、コントローラーがついたモデルもある。
デザイン
デザインはステンレスの鏡面仕上げになっていて、非常に高級感がある。
シンプルなデザインだが、非常に満足感がある。個人的にiPod Classicと一緒に持ち歩きたくなるデザインだ。
またイヤーピーススウィングフィット機構により、ダイレクトに音が伝わるそうだ。
装着感もとても良い。
音質
いよいよ音質について話していこう。
僕はこのイヤホンを使い始めてから3年ほど経過するが、 3年経った今聞いて思う感想としては、(なぜ敢えて3年と書いたのかはまた後で話す)非常に良い。まず、音の解像度が高い。この価格帯ではあり得ないほど。
音の傾向としては非常にフラットで、どんな音楽にもマッチして繊細に鳴らしてくれる。
解像度が高い為、今まで使ってたイヤホンでは聞こえなかった音も聞こえる。
自分の音楽ライブラリーの曲を全てもう聞き直したいと思うほどだ。
”空気感をお楽しみ頂ける”とある通り、このイヤホンで、クラッシックなんかを聴くと、ほんとにコンサートホールにいるかのような感覚を味わせてくれる。
このクラスとしては異例の高精度のドライバーを搭載しているらしい。
実際の曲を聴いた感想を述べていこうと思う。
1 pitbull-international Love
この曲のキックの音はかなりズンズンくる感じで低音が出ないイヤホンだともの足りない感じがするのだが、 非常に気持ちい低音を出してくれる。物足りないと感じることはないだろう。かと言って、中高音域が潰れていることもない。
背面はメッシュになっていて低音域の再生帯域を伸ばす役割を持っている。
ただ、解放型のイヤホンのように、音漏れする感じはしない。
メッシュになっているせいだと思うが、遮音性はそんなに期待しない方が良いだろう。
2 辻井伸行-神様のカルテ
この曲はピアノの音しか入っていないのだが、本当に目の前で演奏しているような感覚を味わうことができる。ピアノの強弱や細かい音のニュアンスなんかを聞き取る事ができる。
3 乃木坂46-インフルエンサー
この曲はイントロからアウトロまで非常にトラック数(音の数)が多い曲なのだが、
どの音もはっき聞こえる。
アコギのフィンガーノイズ(アコギで指を移動させた時に入るノイズ)も入っているのだが、そんな細かい音も聞き取れる。さらに、メンバーの息継ぎも聞き取れる。
ボーカルを合わせると、もの凄い数のトラックの曲だと思うのだが、ひとつひとつの音がここまで聞き取れるのはすごい。
タッチノイズ
個人的にイヤホンにおいてタッチノイズの有無は気にする方なので書いておく。
(タッチノイズとは、ケーブルが洋服などに触れた時に発生するノイズである。)
まず結論からいうと、タッチノイズは普通に使っている状態でもほとんど気にならない。
もし気になるようなら(シュア掛け{アーティストがライブの時にするようなイヤホンのケーブルを耳の後ろから通すかけ方})をするのが良いだろう。
また付属でイヤーフックも付いてくるので、それを使用するのも良いだろう。
ただ個人的にはイヤホンの形状的にシュア掛けしやすい形なので、イヤーフックは使わなくても良いのかなと思う。
価格
価格は現在Amazonでコンタローラーなしのモデルが3755円で販売されている。
正直この価格帯でこの音質は(良い意味で)異常だ。
これよりコスパの優れたイヤホンを探すのは相当苦労するだろう。
デメリット
デメリットはほぼないのだが、一応行っていこうと思う。
左右がわかりにくい
これは仕方ないが、左右対称のデザインの為、いちいちL,Rを確認しなければならない。
特に暗闇では本当にわからない。
ケーブルの耐久性が心配
3年使っても断線はないので、意外と丈夫だと思うが、ケーブルが細いので、断線しないか少し心配ではある。ただ逆にいうとケーブルの細さが取り回しの良さにつながっているとも言える。
音が小さい
これはさほどデメリットでもないが、インピーダンスが高いせいなのか、ドライバーが小さいせいなのか分からないが、他のイヤホンで聴いてる音量より、音量を上げないと小さく感じる。
エージングについて。
先ほど、音質の所で敢えて3年経った感想を述べたが、その理由を言おうと思う。
その理由とは、最初聞いたときは、いまいち音質が良くはなかった。
はっきり言って、最初の音質は2000円程のイヤホンと大差はないだろう。
だが、ずっと使っていくうちにエージングされて、音に変化が出た。
エージングとは、簡単にいうと、しばらく使い続けていくことにより、イヤホンやヘッドホン、スピーカーの音に変化が現れる事である。(エージングによる音が良くなる根拠はない為、”音が変化”と表現しているが、僕の耳には、150〜200時間が経った頃から明らかに音が良くなったと感じた。)
これはメーカーも公言しているが、パーツが長時間使われることにより、徐々に馴染むことにより、音が良くなったと感じると感じることがあるそうだ。
詳しくは↑のメーカーの見解を参照して欲しい。